INTERVIEW Vol.6

小諸ワイナリー 醸造課 加藤香苗

真っ直ぐ、誠実に、ワインと向き合い
ひとりの「醸造家」として信頼される存在になりたい

真っ直ぐ、誠実に、ワインと向き合い
ひとりの「醸造家」として
信頼される存在になりたい

「日本がおいしくなるワイン。」
マンズワインのスローガンに共感

私は、大学の醸造学科で微生物について学びました。卒業後は発酵に関わる仕事、その中でもお酒の醸造に携わりたいと漠然と考えていました。大学3年のときに山梨県内のワイナリーでインターンシップを経験し、「ワインメーカーになりたい」と思うようになりました。目に見えない生き物の働きで、ぶどうジュースがワインというお酒に変わることが、すごく面白いと思ったんです。ちょうどその頃、マンズワインのブランドスローガン「日本がおいしくなるワイン。」という言葉と出会い、私が日本ワインについて抱いていた思いはまさにこれだ!と思いました。日本だからこそできるワインがある、そんなワインをマンズワインで造りたいと思い、採用試験を受けました。

勝沼と小諸、2つのワイナリーで
それぞれのワイン造りを経験

入社後は勝沼ワイナリーの醸造課に配属され、そのスケールとスピードに圧倒されました。勝沼ワイナリーの規模は県内随一、それでもタンクが足りないんです。大学の研究室で学んだことなどなんのアドバンテージにもならないと打ちのめされながらも、日々変わっていくワインを間近で見られることがうれしく、現場で起こるイレギュラーなことに、先輩方がどう対応するのかを学ぶこともできました。そして入社後1年3ヶ月で小諸へ。勝沼よりも少人数のチームで、トップレンジである「ソラリス」の醸造全般はもちろん、びん詰め、包装まですべての工程を、厳しい基準で行わなければならない。自分も「ソラリス」の醸造に関わっているのだというプレッシャーに押しつぶされそうな日々でした。

小諸ワイナリーから世界へ
理想のワインを届けたい

小諸に来てちょうど1年たった頃、とてもうれしいことがありました。ソラリスの醸造責任者である西畑さんが、マニフィカ(※)のアッサンブラージュの際「東山カベルネと小諸メルローのブレンドがよいか、東山同士のほうがよいか」で迷っていらして、私に「どっちがいいと思う?」と聞いてくださったんです。「私はこっちがいいと思います」と、その感想をお伝えしたら「なるほどね」と言ってくださって。最終的に私もいいなと思った方に決まったんです。一緒に造らせてもらっていることを実感できて、すごくうれしかったです。西畑さんのように、ワインに真っ直ぐ、誠実に向き合い、いつの日か右腕になれるよう頑張りたい。今は「女性醸造家」として注目していただく機会が多いのですが、一人前の醸造家として注目される日を目指し、ワインを造り続けたいと思っています。個人的にはロゼワインを造りたいです。辛口のロゼは食事にも合うので、いつか「ソラリス」を名乗れるような、トップレンジの辛口ロゼワインを、ここ小諸から世界にお届けしたいと思っています。
※マニフィカ:特に良いぶどうができた収穫年のロットを最上の比率でブレンドし、長期熟成を経てリリースされるソラリスの最高峰ワイン。

PROFILE

加藤香苗(かとうかなえ)

マンズワイン株式会社 小諸ワイナリー 醸造課。2017年マンズワイン株式会社入社。勝沼ワイナリー醸造課に配属され、仕込み部門を担当。2018年7月より小諸ワイナリーに勤務。プレミアム日本ワイン「ソラリス」の仕込みから発酵管理、樽管理、分析など醸造全般に携わる。