PROCESS

製造工程

ぶどうの栽培から収穫、醸造まで、
そのすべての工程に「ソラリス」づくりのこだわりが詰まっています。

栽培

日本の風土を知り、
健全なぶどうを育てる

優れたぶどう畑なくして、優れたワインはつくれません。
マンズワインは、日本の中でも、日照量、土壌の性質、地形、降雨量など、ぶどう作りに求められる条件を徹底的に調査し、栽培適地として、山梨県と長野県を選びました。
その中でも年間の気温の移り変わりを見ながら、それぞれの品種に適した畑を選び、最高のぶどうを得るために、ぶどうの樹の植え付け本数に注意を払い、厳しい収量制限を行っています。これらの取り組みに加え、樹齢が高くなることで、ますますぶどうの品質が高まっていくことが期待されます。
また、年間降雨量の多い日本で、完熟した健全なぶどうを収穫するために、「マンズ・レインカット栽培法」を導入しています。

栽培
  • *マンズ・レインカット栽培法とは降雨量の多い日本の風土に合わせたぶどうの栽培形態として「垣根づくり」を採用し、さらに垣根全体に開閉式の「簡易雨避け装置」としてのビニールカバーで覆いをかけることで、晴天時にはカバーを巻き上げるか、外して、日照光が充分得られ、悪天時には雨がぶどうに直接当たるのを防げるようにした栽培方法です。これにより、天候の急変に対応でき、根元に湿気が溜まらなくなることで、熟度の高い国産ぶどうを安定して収穫できるようになりました。

収穫

その年の仕上がりを見極め、
一房ずつ丹念に

収穫

最高のぶどうに仕上げるためには、収穫の方法もまた重要です。
年ごとに生育状況や天候を読みながら、ぶどうの凝縮度の向上のためにも、収量を制限する「グリーンハーベスト」は欠かせません。トップレンジのソラリスはさらなる上質なぶどうを追求するため、通常の1/3までぶどうを落としていきます。
また、ソラリスのぶどうはその出来を確認しつつ収穫するため一房一房を丁寧に、完全に手摘みで収穫しています。その手摘みのタイミングも、糖、酸、pH、粒の大きさ、ポリフェノール量、色などの分析値だけでなく、果実の食味(種の硬さ、渋み)、香りなどの官能的な側面やその年の気候の推移を考慮して決定します。
厳しい「グリーンハーベスト」のうえに、理想的に熟したぶどうのみを摘むことができるのも、人の眼、人の手による作業だからこそなのです。

醸造

真っ直ぐ、誠実に、
育て上げたワインが
「ソラリス」となる

収穫された最良のぶどうは、時間を惜しまない醸造工程を経て、はじめて「ソラリス」となります。ソラリスになる赤ワイン用ぶどうには、除梗(じょこう:梗=茎を取り除くこと)という作業を施します。除梗機にかけた後、さらに人の手で丹念に除梗。トップレンジのワインによっては「完璧なる除梗」ができるまで速度を落として作業しています。ソラリスになるぶどうとしてふさわしい最高の状態になるよう、言葉通り「手を尽くしている」のです。
育成中は入念にワインを観察し、必要に応じて最適なタイミングで人の手を加えます。それぞれの畑の個性を捉えながらソラリスに導いていくには、ゆっくりと流れていく時間が必要です。
びん詰めされたソラリスは15℃前後で定温管理されたワイナリーの倉庫に保管。配送時も温度管理をして、高品質のままお届けしています。

醸造