ヴィンテージ |
1985
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収穫地 |
長野県 |
醸造地 |
長野県小諸市 |
製造本数 |
396本 |
アルコール度数 |
40.0% |
1985年に収穫した「龍眼」から造ったワインを、フランスのコニャック地方から輸入した銅製の単式蒸留器、「ポットスティル」で丁寧に二度蒸留し、オーク樽で2019年までゆっくりと熟成しびん詰めしました。長野県産のぶどうを原料にした単一ヴィンテージを、30年以上熟成した大変貴重なものです。
マンズワイン小諸ワイナリーは1973年の操業開始時は絶滅寸前の品種であった「龍眼」の栽培と、その「龍眼」からワインをつくることに取り組みました。小諸ワイナリーをつくるきっかけとなった「龍眼」を使用したブランデーです。その歴史とロマンに想いをはせながら、長い時の流れがつくり出した味わいを心ゆくまでご堪能ください。
「龍眼」から造られた白色のブランデー原酒が、どのような品質のブランデーに変身するか誰にも予想できなかった。テイスティングコメント(松本)長い年月のオーク樽での眠りから目覚めたブランデーをグラスに注いだ瞬間から部屋の中が上品で華やかな芳醇な香りに包まれた。やや赤みがかったきれいな琥珀色、非常に豊かな華やかなエステル香、ヴァニラの香りを中心としたチョコレート、コーヒー、紅茶、ドライフルーツなど複雑さを形成しており、柔らかな舌触りと上品な甘さを持つ繊細な味わいが特徴的である。(松本 信彦)
やや赤みをおびた透明感あるきれいなアンバー。グラスに注いだ瞬間から非常に豊かでたっぷりとした香りが周囲を満たす。テイスティングコメント(島崎)たくさんのエステル、チョコレート、コーヒー、紅茶、ヴァニラ、ドライプルーン、アプリコットなど極めて複雑な香りが持続的に現れる。アタックは柔らかく、熟成したまろやかなアルコールからくる上品で控えめな甘さに、しつこさはまったくない。全体的に軽やかで繊細な印象。(島崎 大)