千曲川ワインバレーでの
「もうひとつの挑戦」
「この土地の特徴を
どれだけ引き出せるか」
「そのためのワイン造りの方法は
まだまだあるのでは」
「ソラリス」シリーズとは異なるアプローチで、
千曲川流域のテロワールを表現するために
マンズワインは挑み続けています。
「Chikumagawa」は
新たな可能性を追求するシリーズとして
誕生しました。
発展著しいワイン産地で
長さ約100キロに及ぶ千曲川に沿った長野県北東部に位置する千曲川流域は、絵画のように美しい渓谷が点在しており、訪れる人を魅了します。少ない降水量、長い日照時間と水はけが良い土壌といった、日本の中でも有数のぶどう栽培に適した土地で、今ではワイナリーやワイン用ぶどう畑も増え、ワイン産地として注目を集めています。
新たな答えを求めて
山梨県勝沼町で1962年に創業したマンズワインが、次なるぶどうの栽培適地としてぶどう作りに求められる条件を徹底的に調査し、1971年長野県千曲川流域にいち早く契約栽培地を拓きました。その中心地に小諸ワイナリーを開設したのは1973年のことです。そして今、プレミアム日本ワイン「ソラリス」シリーズとは異なるアプローチで、千曲川流域のテロワールを表現するチャレンジを続けているのが「Chikumagawa」シリーズです。
もうひとつの挑戦
土地に合う品種を探し求める
千曲川流域の土地を表現するために、試行錯誤を繰り返し新たな品種の可能性を探っています。例えば世界でも栽培が難しいとされるピノ・ノワールや、長野県ではあまり作られていないマスカット・ベーリーA、そのほかマンズワインの独自交配品種などにも積極的に取り組んでおります。
個性を引き出すための栽培と仕込み
千曲川流域の中でも、その品種に合った栽培適地を探します。固定概念にとらわれずに、その土地や品種を活かす仕立て方や栽培方法を試行錯誤しています。細やかな畑の観察と管理が一層求められるビオロジック栽培の取り組みもその一つです。また全房発酵などの仕込み方法も取り入れ、土地の個性を最大限引き出しています。
千曲川 ピノ・ノワール
繊細で栽培が難しいとされているピノ・ノワール。マンズワインでは1990年代から植え付けを始め、適地探しから栽培方法を変えるなど、健全で完熟したピノ・ノワールを作るために、日々、ぶどうとの対話を続けています。品種のポテンシャルを最大限に引き出すため、またピノ・ノワールでソラリスを造る夢に向かって、まだまだ挑戦は続きます。千曲川ワインバレーのピノ・ノワールらしい繊細でやさしい味わいです。
詳細・ご購入はこちら千曲川 マスカット・ベーリーA
日本固有品種のマスカット・ベーリーAの多くは山梨県で棚栽培で作られていますが、千曲川流域で垣根栽培を採用し、品種の可能性を追求しています。畑で収穫と同時に厳しく選果を行ったぶどうを、梗を取り除かず房ごと仕込んで発酵させ(全房発酵)、樽で育成しました。小粒で熟度が高いマスカット・ベーリーAで造る、厚みがあるまろやかなワインです。余韻には果実味と旨味が持続します。
詳細・ご購入はこちら千曲川 浅間メルロー
「浅間メルロー」は、マンズワインの独自交配品種です。シャルドネと龍眼(善光寺)の交配により1984年に登録された独自品種「浅間」をさらにメルローと交配することにより、2002年に誕生しました。果粒は小さく、色は濃く、スパイシーな香り、しっかりした酸味で高いポテンシャルを秘めたぶどうです。穏やかな渋みのやさしい口当たりのワインです。この品種でソラリスを造ることを目指し、日々試行錯誤を繰り返しています。
千曲川 ビオロジック
ビオロジック栽培はその土地の個性を引き出す方法の一つと考え取り組んでいます。ぶどうは小諸ワイナリーのすぐ東側にある自社・有機栽培の単一畑で育てたシャルドネを使用しています。この畑のシャルドネは酸の残りが良く収穫時期を遅らせることが出来るため、より複雑な香りのワインに仕上がります。長期熟成も期待できる力強いワインです。
千曲川 龍眼
「龍眼」は長野県で「善光寺ぶどう」とも呼ばれ、絶滅寸前の状態からマンズワインが蘇らせ、日本ワインの原料として育成した品種です。小諸ワイナリーの歴史と共に、マンズワインが深い想いを持って大切にしてきました。「龍眼」から造られたワインはすっきりとしたさわやかな酸味で、繊細で気品のあるワインになります。
詳細・ご購入はこちら千曲川 シャルドネ ヴァン・ムスー ブリュット
千曲川流域のシャルドネの特徴を活かすために重厚感の出る瓶内二次発酵ではなく、フレッシュな果実本来のアロマを楽しめる「シャルマ方式」を採用し、耐圧タンク内でゆっくりと二次発酵させています。繊細できめ細やかな泡と果実の豊かな香り、爽やかな味わいのスパークリングワインです。シャルマ方式とは
※2024年8月下旬のプチ・マンサン生育状況
千曲川 プチ・マンサン ビオロジック
プチ・マンサンは、元々フランス南西部のピレネー山脈の麓で栽培されてきた品種で、現在世界各国で栽培されています。ブドウが非常に小粒で糖度が高く酸度も高いのが特徴です。マンズワインでは、黒ぶどう品種でお馴染みの上田市東山地区において初めて本格的に栽培した白ぶどう品種となります。2017年より苗木の栽培を始め、2019年に植付けをしました。レモンやはちみつを思わせる、香り高くふくよかな甘口の白ワインです。
詳細はこちらGI長野 認証を取得した
Chikumagawaシリーズのスタンダードワイン軽やかさや華やかさをもったワインです。信州、千曲川の風土を感じながら、旬の食材を使った料理に合わせてお楽しみください。
千曲川 ルージュ
外観は澄んだルビー色。ラズベリーやチェリーの果実に、リコリスなどのハーブの香りを感じます。アタックは軽やかな果実味でドライ、ほど良い酸味とタンニンがバランス良くチャーミングな味わいが特徴です。
詳細・ご購入はこちら千曲川 ブラン
外観は澄んで輝きのある淡い黄色。香りはおだやかでレモンなどの柑橘、白い花の香りがあります。グラスの中で温度が上昇するにつれて、桃やりんごの香りも。ドライな印象でキリっとした辛口、きれいな酸味が特徴です。
世界が注目する「長野ブランド」
GI長野の認証を取得
千曲川 ルージュおよび千曲川 ブランは原料、製法等、品質、それぞれに厳しい基準が設けられた認証である「GI長野」を取得しています。まさに品種の個性が表現された「長野の味」として認証されました。
GI長野 とはシャルマ方式
密閉した耐圧タンク内でベースとなるワインに酵母と糖分を加え、二次発酵の際に出る炭酸ガスをそのままワインに溶け込ませるスパークリングワインの製法です。
炭酸ガス注入ではできないきめ細かい繊細な泡を生み、重厚感の出る瓶内二次発酵に対して、フレッシュな果実本来のアロマを楽しむスタイルのワインになります。
GI 長野(地理的表示「長野」)とは
GI(地理的表示)は、地域の共有財産である「産地名」の適切な使用を促進する制度で、「正しい産地であること」、「一定の基準を満たした品質であること」を示しています。
それぞれの管理機関により、随時チェック(原料・製法の確認、専門家による味わいや香りの検査等)が行われ、「確かな品質」が保証されています。
「GI長野」とは、長野県内で生産される日本酒・ワインについて、その産地特性を明らかにし、生産基準を満たした商品を認定するものです。これにより、認定品のみが〝長野〟産であることを名乗ることができます。
※GI=Geographical Indication